夏の終わりに思ふ事 スライド意味することが説明できるか?
まず導入部分として、黒板の中心に大きな円を描くことから始める。この中には夏の風物詩の「花火大会」や団扇をイメージさせることも可能である。過去にはこの授業を受けた生徒が某蚊取り線香会社の宣伝用の巨大な団扇を持ってきてくれた事(国分寺高校勤務時)もあった。
しかし、日付としては書き資料1のようなものをその円と周辺に順番に記入していく。それを見て何も浮かばない生徒は中学時代によほど勉強をしてこなかったか、日本では育っていなかったかというものであろう。 資料1:Days to Remember! 忘れるなの日々
これらを説明しながら、15日の終戦と敗戦の意味の違いを考えることが出来る。更には連合国側にとっては9月2日の方がVJ=ヴィクトリージャパンデーとして意味があるという事や、同日の東京湾口のミズーリ号上での降伏文書に調印する写真なども提示することで現代史学習へのきっかけと既習事項の確認が出来る。特にその写真の中にはペリー来航時の星条旗が掲げられていたりするなど「日米関係の歴史」を考えるには良い教材ではないだろうか。
数年前の楽曲になるがサザンオールスターズが「ピースとハイライト」の中で「現代史が大切なのにいつも時間切れ」と歌った。歴史担当者としては「なんでそうなっちゃうのか」を含めて詳しく教えて行きたいが、そんなカリキュラムで展開・指導せねばならない日本の歴史教育が残念でたまらない。って語ったのがもう何年も前だろう。国際からスギソウに異動したあたりだから2014年ぐらいかな?
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